何故人は SM プレイを求めるのか:1

当サイトでは SM は愛情表現だという視点で捉えています。
Sを例えるなら、子供の頃に好きな子に意地悪してしまうあの心理でしょうか。
Mを例えるなら、子供の頃に鬼ごっこなどをして、好きな子に捕まりたいと感じるあの心理でしょうか。

大人になると様々な心理が影響し、愛情からは脱線した領域で SM を求める人は確かに存在します。
それらも含めて SM について一緒に考えてみましょう。

SM とはまだ世間一般には受け入れられない行為として扱われています。
興味が無い人は変態行為と笑うことでしょう、それで結構なのです。
人は自分が基準であり、自分の基準と違う人を変な人認識する生き物なのです。
実はこういったタイプの人間が最もいじめや DV を行ないやすいタイプで、犯罪予備軍だったりします。
なので SM を好む人達は変態呼ばわりされても負い目を感じる必要は無いのです。変態と変質者は違います。あなたは誰にも迷惑はかけてないのですから。

また、親子間の虐待・夫婦間の DV・学校でのいじめ、といった被害を受けた経験がある方には到底理解できない世界かもしれません。
これらと SM は全く別物で、その違いは受けた側が望んでいたか否かです。
犯罪者とSの大きな違いは、自分がやりたいことは相手が望まなくても自分の意思だけで実行するか、了解のある相手にだけ実行するかの違いです。

そして自ら望んで責められたいと願うMは確かに存在するのです。
そのMの中にも様々なタイプが存在します。
SMとはMが存在しなければ成立しない世界なので、まずはMの人間を理解することから入るとわかりやすいです。
SM で行なわれる代表的な行為をジャンル分けすると以下のように分かれます。

  1. 肉体的苦痛
  2. 服従プレイ
  3. 羞恥プレイ
  4. 人間否定
  5. 支配や管理

Mはこれらを受け、自らの中で快楽へと変換し、最終的に次のような心理効果を得ます。

  1. 達成感・実感・忠誠心
  2. 愛する者の前で跪くことの幸福感
  3. 忠誠、服従していることの実感
  4. プライドを捨て去った開放感
  5. 愛情・安心・充実感

これらはあくまで代表的な例を挙げたまでで、該当項目は人により様々ですが、SM プレイを通じてこれらの快楽を得ていることは間違いありません。

因みにエゴマゾと呼ばれる人達は同じプレイからも得ているものは全く違います。

  1. 日頃全く苦痛を感じない自分が、自ら苦痛を受けていることの興奮
  2. 社会的地位が自分よりも下の人間に跪いてみせることにより、日頃の自分ではあり得ない状況が楽しい
  3. 馬鹿になって騒ぐの延長であり、自ら望んでいるため、一般に恥ずかしい行為をさせられてもそれを恥ずかしいとは感じず、興奮と快楽しか感じていない
  4. 日頃の自分と真逆の状況のギャップに興奮し、自分のその姿に酔いしれる
  5. あえて社会的地位が自分より下のものに、日頃の自分ではありえない別の顔を見せ、弱みを握らせる自分の余裕に満足する

このように全てが自分の為であるため、Sに対して満足感を提供できなく、S側は疲れるだけで何も快楽を得られません。

1:肉体的苦痛

SM に理解の無い人は、映画やアニメやバラエティ番組の影響で、これだけが SM と認識してる方は多いはずです。
ですが鞭や蝋燭を全く使わないカップルだって居ますし、これこそが SM というのでは説明がつきません。

SMの世界の中にも、これこそが SM だと勘違い又は嘘をつく人達がいます、SM クラブに関係する人達がそうです。
何故ならあの人達は風俗関係者である以上、そう言わないことには商売にならないからです。
肉体関係をもってお金を貰わなければ成立しないので、精神面を可能な限り度外視し、肉体と性欲に偏った価値観を商売とするのです。
しかしサディズム・マゾヒズムというのは学問上、精神的なものをさす言葉であり、本来肉体的な意味ではないのです。

Mについて

まずMの中にも痛みを受けるプレイに対して、感じ方が二通り居ます。
「痛いと感じる者」「気持ちいと感じる者」
前者が正しく SM を追及できるタイプで、後者は実は SM クラブでも成立してしまうタイプです。

痛いと感じるのが何故正解で SM を追求できるのかと言いますと、痛いと感じる人も自分の中でそこから変換が行なわれ、最終的に快楽を得ているからMなのです。
ではどのような変換が行なわれるのか、いくつか例を挙げてみましょう。

  • 好きな人のために耐えて頑張れた自分が嬉しい。
  • 日常ではプライドがあり、体罰を受ける側になりたいわけではないが、パートナーに対しては特別それを受け入れることにより、特別な忠誠心や服従心を表す満足感が得られる。
  • 痛みを受けることで自分が生きていることを実感する。
  • 理由も無く痛みを与えられる屈辱感と、それを自ら望んでやっている自分を底辺の人間だと認識し、自分を追い込むことで日頃の自分は恵まれているのだと再認識する。
  • 苦痛という辛さに耐え凌ぐことにより、日頃の辛いと感じることをそう感じなくさせる忍耐力を身に付ける、自分の成長を喜ぶ。

代表的なものではこれらのような快楽を得ています。
精神的部分が無視できないことが御理解頂けると思います。
上の二つは、愛情やパートナーに特別な思いが無ければ成立しないことも御理解頂けるでしょう。

逆に言えば下の三つは相手は誰とでも出来てしまうということになります。
ですが他のプレイでは特別な人とでしか成り立たないものがありますので、やはり追求していくと「愛の無い SM は成立しない」となります。
SM クラブが鞭と蝋燭と縛りと穴を責める程度のワンパターンしか提供できないのは、ごまかしが利くプレイがその程度しか無く限られているからです。

では痛いと感じずに、気持ちいと感じてしまう人はどうでしょう。
この状態のMには、Sによる治療が必要です。
痛いことが変換されて気持ち良くなることは結構ですが、痛みそのものが気持ち良いのであれば、SM は成立しなくなるのです。
痛めつけることが御褒美になってしまうのでは全てがひっくり返ってしまいます。

このようなMはひたすらエスカレートを望む傾向にあり、リスクを犯すことに限度がありません。
何故ならどんなに危険なプレイも好んでやってしまっているため、一度出来たことは次には物足りなくなってしまうのです。
この状態から助けてあげるのもSの責任です。
単純に体の慣れが原因なので、痛めつける行為を控えるとか、違うジャンルのプレイに興味を持たせるとか、最終手段では恐怖心を植えつけるという方法もあります。

Sについて

S側はどのような快楽が得られるでしょう。
世間では許されない行為を同意の下で好きなだけ行なえるという、パートナーにとって特別な存在と認識されている優越感。

視覚的には、Mの体に付く傷や腫れ跡を見て、愛する者を痛めつけた満足感などがあります。
その傷ついた体を見て、綺麗と感じるSと、不様と感じるSが居ます。
前者は愛する者を苦しめたいタイプです。
後者はどうでもよい相手を自分のストレス解消のために痛めつけることに優越感を感じるタイプです。
後者は性格上問題のある方が多く、相手が承諾してるというだけであってプレイ内容はイジメや DV と変わらないケースが多いです。

M女性を相手にするケースでは、打撃の際に胸や尻が揺れる色気に興奮を得るSも居ます。

肉体的には、身動きの取れないMを、自分の力加減だけで好きなようにコントロールできる楽しみがあります。
鞭などの道具を使わず、ビンタなどで自分の手も痛むことを好むSも居ます。

2:服従心

これはプライベートでなければ成立しないでしょう。
SM クラブのような風俗では、風俗嬢だけではなくお客さんも時間限定の演技をしているに過ぎません。

プライベートな関係でも、Sに対して本当に、信頼・尊敬・愛、といった感情を持っていなければ、この感覚は得られません。
SがMを想う以上に、MがSのことを想っていれば成立します。
本当にこういった感情を持っていなければ演技になってしまうので、いずれMの方が自ら冷めてしまうでしょう。

エゴマゾと呼ばれる人達がいます。
この部類の人達は自分が可愛いだけなので、
恥ずかしいことをしてる自分が好き、
痛めつけられている自分が好き、
服従してるふりをする自分が好き、
といった、自己満足を得ることしか考えていません。
ナルシストや社会的地位を持っている人間や自信過剰なタイプに多いです。

このようなエゴマゾは関係を続けるうちに見抜けるとは思いますが、中には頭が切れる演劇部タイプも居ますので、Sの方はしっかり見分けましょう。
エゴマゾはSのことをいつか必ず裏切ります。
何故ならSのためにやるという気持ちが欠落してるので、自分が望まないプレイに対して不満を蓄積していくらです。
そして最後は必ずといっていいほど「逃げる」を選択します。
比較的男性のMに多く見られるというか、9割このタイプと思っても良いでしょう。
特にSMクラブに行くタイプは全員これだと思って間違いありません。

女性にもエゴマゾは居ますが、男性とはちょっと質が異なります。
自分が可愛いという点は共通ですが、「○○は出来ない」といった甘ったれが多く出てきます。
自分ではMだと言いながら、実はSが向いてるという娘は凄く多いです。

M女の場合は時間をかけて、しっかり可愛がってあげなければ育ちません。
M男より遥かに育てるのが難しいと言えるでしょう。
M男は体に教え込むといった調教だけでも何とか育つ場合が多いです。
M女の場合は嫌がりながらも最初からハードプレイに耐えてしまったりする娘が多く、ここで判断ミスをするSが大半です。
大半のM女は体よりも心が重要なケースが多く、心が追いつかない調教では全くなつかないどころか、逃げてしまうかもしれません。

Mに服従心を持たせるというのは、Mの心構えというよりも、Sの在り方のほうが重要でもあります。
簡単な話で、例えエゴマゾを拾ったとしても、あなたのS能力次第では、質の良い真正なMに変わることだってありうるからです。
Sのキャパシティがどれだけあるか、Mをしっかり受け止めてあげれるか、コントロールする能力があるか、といった部分が重要になります。
Sの方がMよりも SM の理解度が劣っている場合は、服従心どころか関係の継続すら困難です。
Mの気持ちをどれだけ理解してあげれるかが鍵となります。

SM の主従関係とは、対等な関係を意味します。
オラオラ言ってるS男君や、女王様と御呼びとか言っちゃってるS女ちゃんに小者が多いのは、この部分が欠落してるからです。
SはMに慕われなければ何も出来ないのです。
慕わせるのが調教であって、暴力で言うことを聞かせるのはただのイジメです。


長くなりましたので、羞恥プレイ・人間否定・支配や管理、に関しては次の記事で書きます。
続きはこちら→「何故人はSMプレイを求めるのか:2」

コメント

7:サクラ:ありがとうございます 

好きになった人がドSだったんですが、どうしても理解できないことが少しわかった気がします。
2019/12/07 土 10:39:28 | #- | 編集

8:管理人:はじめまして 

コメントありがとうございます。
このようなサイトでも何かのお役に立てたなら幸いです。

ノーマルの方が突然Mを求められると色々難しいことかと思いますが、好きな方のSの度合いがあなたの受け入れられられる範囲であれば、色々経験してみる良い機会ではないかと思います。

最初は色々と不安もあるかと思いますが、性生活以外のパートナーとの日頃の生活で、人として問題のない方が相手であれば、性癖が少し個性的なだけだという理解で気楽にプレイを楽しまれては良いかと思います。

素晴らしいパートナーとのお幸せな将来をお祈りいたします。
当然こういうサイトなので、あなたがMに目覚めて変態人口が一人増えることも期待してるわけですが(笑
2019/12/09 月 05:41:05 | #gl6LfaxI | 編集

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