何故人はSMプレイを求めるのか:2

前回の記事「何故人はSMプレイを求めるのか:1」の続きとなります。

以下前回の記事よりリスト部分のみ抜粋。

SMプレイの主なジャンル。

  1. 肉体的苦痛
  2. 服従プレイ
  3. 羞恥プレイ
  4. 人間否定
  5. 支配や管理

Mはこれらを受け、自らの中で快楽へと変換し、最終的に次のような心理効果を得ます。

  1. 達成感・実感・忠誠心
  2. 愛する者の前で跪くことの幸福感
  3. 忠誠、服従していることの実感
  4. プライドを捨て去った開放感
  5. 愛情・安心・充実感

抜粋ここまで。

3:羞恥心

この感情は、日頃の格好つけてる自分を脱ぎ捨てて、日頃では考えられない状況にされることで、理性やプライドが吹き飛ぶことが快楽に繋がります。
かといってM達は学校や職場でその様な目に合わされることは望んでいませんし、意外なことに日頃は逆にいじめっ子だったり、職場で下の者を怒鳴りつけたりしてる人達も多いのです。
ここがポイントなのです。

つまり自分が主人と慕った人間に対してだけ、全てが吹き飛び何も考えない状態で、主人に言われるがままに屈辱的なことを受け入れ、日頃とは真逆の自分を曝け出したりするわけです。

エゴマゾだと馬鹿をやってる自分が好きという理由からの行動なので、相手は誰でも良くなってしまいます。
心の底では自分に自信を持っているので、やがて恥ずかしいという感情は消えうせ、羞恥心を感じることは出来なくなっていきます。
簡単に例えるなら、一人で露出狂をやって楽しいと思える人間と、主人に連れられている時だけ露出散歩を出来る人間の違いです。

やってることは一見同じように見えても、普段の飾ってる自分を脱ぎ捨て快楽を感じるのと、変質者が変装して一般社会に潜り込むのは、似て非なるものなのです。

S側は自分の命令に服従するMを見て楽しみます。
服従プレイを行動で示させるのが羞恥プレイと言えるでしょう。
命令を実行し、服従や忠誠を証明したMを可愛いと感じます。
自分の発言一つでありえないことまでやってのけるMを見て、優越感も感じるはずです。
Mが全ての命令を実行すれば、支配感も得られるでしょう。

またSが本当に気に入ってるMを従えてるなら、屋外で羞恥散歩などをすることにより、第三者に対しての優越感が得られるでしょう。
簡単に言えば自慢の彼女や彼氏を従えてる自分の姿を世間に見せることの喜びです。
人前で肉体的苦痛プレイをやれば警察を呼ばれますから、問題無い範囲での恥ずかしい格好をさせて連れて歩くことにより、従えてることをアピールするわけです。

4:人間否定

これは「羞恥プレイ」とほぼ被ります。
度合いの違いであって、目的は同じといって良いでしょう。
羞恥プレイはあくまで人間として扱われるのに対して、こちらは人間であるということまで否定されます。
羞恥プレイにも屈辱感というのはありますが、屈辱の部分を更にエスカレートさせた行為です。

Mは主人に対して「私はあなたのためならここまでやれます」といった、忠誠心・服従心を行動で証明するわけです。
羞恥心すら持つことを許されない行為といえるでしょう。

但しこのくらいの領域になると人を選びます。
Mだからといって必ずしもこれが快楽に繋がるとは限りません。
S側の精神コントロール能力がそれなりに高くなければ、Mが暴走したり不安定になる恐れもあります。
度が過ぎると廃人のようになってしまうといったイメージを持っておいて下さい。

S側としては優越感を得るための最上級のプレイと言えるでしょうか。
ただ度が過ぎるとMが寂しくなるのと同様に、SもMが可哀相になるかもしれません。
正直なところ筆者はこの趣味が無いため何とも言いようが無いのですが、この領域のプレイを双方が望んで出来るカップルとはそう簡単に誕生しないと思うのは私だけでしょうか。

5:支配や管理

女性に多いですが、一般の恋愛でも束縛されたがる人は多いと思います。
それの延長のような感覚で寂しがりやのMに多いのですが、主人に全てを支配・管理されることにより、愛情や安心を感じたいのです。

一人で外出させないなど行動を束縛するものもあれば、同居で無いのであれば頻繁な連絡やWEBカメラでの部屋の監視などもあります。
貞操帯での射精管理など肉体的に拘束するものもあります。

M側の気持ちとしては、常に主人と繋がっていたい、SM を感じ続けていたい、といった感情です。
日頃の生活とSMの空間を二つの世界として分けるのではなく、一つの世界に SM を取り入れるタイプのMが求める行為です。
といっても職場や学校だけは別の顔をもつ必要はあるでしょう。

生活全てを支配された経験のあるMは、もうこれ抜きでは満足が得られなくなるというか、同棲あるいは過度な束縛が無いと不安で耐えられなくなってしまいます。
S側もやるなら気合を入れて取り組まなくては、中途半端ではMを寂しがらせるだけです。

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